こちらは過去のメルマガを掲載しています。
パピーいしがみです。
お子さんと一緒にいる時間が長いと、いろんな事があると思います。
特に、何だろう?なぜ?どうして?という質問に、
「あ~めんどくさい!」と思ったり、
「そんな事、子供は知らなくていいの!」
なんて言ったりしていませんか?
私は、子供達が興味を持って聞いてくることについては、
それがどんな話であろうと、真剣に返事をしてあげてほしい、
と思っています。
中には都合の悪いこともあるでしょう。
でも、はぐらかしたり、嘘を教えてたり、
うろたえて「そんな事聞かなくていい!」なんて言おうものなら、
子供は雰囲気で察知します。
「この手に関することは聞いちゃいけないんだな」
と感じると共に、過度に興味を持つのです。
子供が興味があって聞くことは、
親が真剣に答えることで、子供も真剣に聞いてくれます。
特に性に関する話は、必ず子供は興味を持ちます。
そして、将来的にも非常に重要です。
ですから、私も、子供が小さい頃に、
それについて聞かれたらどう答えようか?と考え、
その時が来た時には、ちゃんと子供に説明をしました。
子供は・・・?もちろん真剣に聞いてくれました。
今日ご紹介するのは、ぴろさん。
ぴろさんも、ちゃんと向き合ってお話をされました。
そして、子供さんは、それ以外にも大事な事を学んでくれたようです。
ココから・・・
最近、子供たちは、
『この動物や虫にはおへそがついているか?』
を私に聞くのがブームです。
「卵から生まれる虫たちはお臍がないのよ」と教えたら、
『ねこはおへそある?』『アリさんはおへそある?』
『ラクダは?』・・・
今日はさらに長男が
『赤ちゃんはどこから生まれるの?』と聞いてきました。
パピーさんにならい、
「足と足の間だよ、
おしっことうんちの出る場所のほかに、
赤ちゃんの生まれる場所があるんだよ」と教えました。
以前もこの質問を受け、同じように答え、その時はそれで終わり。
でも今日は食いついてきて・・・、
子:『象さんは?ライオンは?』
子:『カンガルーはポケットに生まれるの?
生まれてからポケットに入るのかな?』
子:『人間はどうやって、生まれる前にお腹に赤ちゃん入るの?』
・・・ついに来た!・・・
飼っているカブトムシが交尾していたのを見たことがあるので、
このように説明しました。
私:交尾して赤ちゃんがお腹に入るんだよ。
子:僕もお腹にも、赤ちゃん入る?
私:女の子だけだよ。
子:僕も欲しい!やってみたい!
私:男の子と女の子の体に赤ちゃんの素が入っていて、
交尾で赤ちゃんの素が合体すると、女の子のお腹に赤ちゃんが入るの。
だから、男の子も赤ちゃんの素をもってるんだよ。
子:じゃあ、僕とママで交尾して赤ちゃんの素、合体させたい。
私:ママや、パパや、妹とは出来ないんだよ。
それに、子供は交尾できないの。
子:なんで!?大人だけずるい!
私:赤ちゃんは、ご飯も着替えもお風呂もオムツも、
全部お世話してあげないと死んじゃうんだよ。
○○は、まだ、お風呂一人で頭洗えないでしょう?
ご飯も作れないよね。
赤ちゃんは寝るときも抱っこして、お歌を歌ってあげるんだよ。
○○が赤ちゃんのときもそうしたよ。
赤ちゃんは大切だから、
赤ちゃんのお世話が色々できるようになったら。
だから、大人になったら、交尾できるんだよ。
・・・交尾で赤ちゃんが出来ること、神妙に納得したようでした。
ですので、続けて説明しました。・・・
だから、赤ちゃん産むところも大切なんだよ。
おしっこと、うんちと、赤ちゃん出るところは大切。
人のを勝手に触ったりしちゃいけないよ。
妹のも。ママのも。お友達も。
赤ちゃん産むときね、とっても痛いの。
○○を産むときも、とっても痛かった。
でも、うまれたら すごくうれしかったよ。
子:「クスン・・・クスン・・・・」長男は泣いてました。
私:どうしたの?!
子:ママが僕が生まれるとき痛くなって・・・、
でも嬉しかったって言ったら、涙が出てきて泣いちゃったの。
「悲しい」や、「痛い」とは違う、
感情からくる涙に少し戸惑っているようでした。
抱っこして話をして・・・、
これは嬉しい気持ちなんだ、と整理できたようでした。
まだ4歳なので、少し早いかなあ、と思いましたが、
生き物が大好きな子なので、
大切な事だときっとわかってくれたと思います。
(ちなみに、そばで聞いていた妹は、
ずっと「これはおへそある?」と聞きつづけてました。
かわいいなあ、と思ってしまいます。)
ココまで・・・
実は、性については、講座の中でも説明しています。
子供さんから質問があったら、うやむやにせず、
恐れず、真剣にお話して欲しい、と思っています。
なぜなら、子供は必ず大人になるからです。
その時に、正しい性の知識は絶対に必要だからです。
ところが多くの方は、まだ早い!と言われます。
そしてその場しのぎの嘘を言ったり、
「そんな事を聞かないの!」などとタブー視します。
ところが、子供達は、成長するにつれて、自分で情報を仕入れます。
小学生向けの雑誌ですら、すでにその情報があふれています。
もちろん、親がコントロールすることなど、できません。
漫画、友達、インターネット・・・、そこで仕入れる情報は、
異常に描写されたものだったりします。
子供達は、あなたが思っているよりもずっと早く、
その情報の渦に巻き込まれていくのです。
将来必ず必要な知識であって、
正しく理解されない可能性が高いのだとしたら、
子供が先入観を持っていないうちに、
又、異常な描写に傷つかないように、
親の考える正しい性について、親の言葉で、
キチンと教えてあげた方がずっと良い、と私は思うのです。
そしてそのベストタイミングが、子供が初めて興味を持った時。
素朴な疑問として親に聞いた時。だと思うのですね。
ぴろさんは、4歳の息子さんにも、
うやむやにせず、恐れず、真剣にお話になりました。
子供さんも、とても大事なことだ、と理解してくれたようです。
いえ、それだけではありません。
こんな言葉がありましたね。
> ママが僕が生まれるとき痛くなって・・・、
> でも嬉しかったって言ったら、涙が出てきて泣いちゃったの。
自分が生まれた時、お母さんはとっても痛かった。
それでも“僕が生まれて嬉しかったんだ”って聞いた時、
何とも言えない喜び。嬉しさ。そんな感覚を感じてくれたと思うのです。
「命って大切なんだ」
「僕は、大事な存在なんだ!」
「僕は、愛されて生まれてきたんだ!」
そんな確信が持てたとしたら、素晴らしいですよね。
私は是非、こういう気持ち。沢山の子供達に味わって欲しいです。
ジンワリと包まれている感覚、是非、感じてほしいな~、と思います。
ぴろさん、メルマガへの紹介のご許可、ありがとうございました。
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