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さて、今日のメルマガのタイトルは、
「魚嫌いは味かしら・・・?」としました。
魚だけでなく、野菜嫌い、という子もいますよね。
でも、それって「味」が嫌いなのでしょうか?
私たちは「味」だけで好き嫌いの判断をするのでしょうか?
もしかしたら、そうじゃないのかもしれません。
例えば、野菜嫌いの子だったのに、自分で収穫したトマトを食べた。
自分で育てたきゅうりを食べてからきゅうりが好きになった・・。
なんていう話もよく聞きます。
又、あまり食事に興味を持たない子だったのに、
お母さんと一緒に調理するようになってから、
とてもよく食べるようになった・・・など。
そこには、「味」だけではない「何か」があると思うのです。
その「何か」とは・・・?
今日は、その辺り、ハンナさんがご報告をしてくださいます。
ココから・・・
パピーさん、こんにちは。
少し前に講座で、「できなかったら細分化」を学んだのですが、
食事の時にもとても役だったので、報告します。
主人も私も魚が好きで、食卓にのぼることが多いのですが、
子供たちはさほど好きではないのです。
なんとかして、
子供たちがおいしく食べられるように工夫はするのですが、、、
うまくいきません。
この秋も美味しそうな秋刀魚(さんま)が出ていたので、
さっそく買ってきました。
主人と私は 大根おろしとかぼすで、オーケーなのですが、
子供たちはどうしよう、、、
いつも、魚の時は、最初に私が骨をとってから、
子供たちに出しています。
でも、これは過保護すぎたかも、、、
今晩は子供たちにやらせてみようと思い立ちました。
夕食の時、「さんまの食べ方を、教えてあげるから、一緒にしよう。」
と、言って始めました。
上の身をとって食べ、背骨や横の小さい骨の取り方など、、、
ひとつずつ、私が最初にやってみせました。
パピーさんに教わったように、段階ごとに、
よくできたところを、褒めるのも忘れないでしました。
骨をとるのは、面倒くさがって、嫌がるかな、と思ったのですが、、、
「この背骨、くしみたいだ」とか、「目玉がかわいい~」などと、
盛り上がっていました。
10歳の姉のほうは、きれいに骨を取っていくし、
6歳の子も少し私が手伝いましたが、
ほとんど自分でできてしまいました。
そして、驚いたことに、二人とも、一尾丸ごと食べてしまったのです!
今まで、「できない、たぶんやらない」と
最初から決めつけてやらせなかった事を、深く反省しました。
その後しばらくしてから、さばの味噌煮を作ったときも、
また、前回のように、やってみせて、できた度に褒めていったところ、
ちゃんと全部 食べてくれました。
姉の方は「おいしかった、また食べたい!」とまで、
言ってくれたんですよ♪。
お料理は 時々一緒に作るのですが、自分(子供)が作ったものは、
いつもよりおいしく感じられるようです。
魚の場合も、骨をとる苦労?をしたぶん、
おいしく食べられるのでしょうか。
パピーさんのおかげで、
食事が楽しくおいしい時間になりました。
ありがとうございます。
ココまで・・・
ハンナさん、楽しいご報告、ありがとうございます。
楽しそうな食事風景、目に浮かぶようです(^^)
秋刀魚(さんま)から始まって、鯖(さば)の味噌煮・・・。
ハンナさん、次は「ほっけ」に挑戦!だそうです。
ハンナさんは、北海道にお住まいだそうで、
おいしい魚が一杯なんだそうです。いいな~、羨ましい。(^^)
いまいち、魚が好きではなかった子供達も、
魚好きになってくれたようで、良かったですね~♪
「おいしかった、また食べたい!」
なんていう言葉が出たなんて、嬉しいですね(^^)
1つ、ご質問がありました。
> お料理は 時々一緒に作るのですが、自分(子供)が作ったものは、
> いつもよりおいしく感じられるようです。
> 魚の場合も、骨をとる苦労?をしたぶん、
> おいしく食べられるのでしょうか。
苦労をしたから・・・?
うんうん。そうなんですね♪
私はそこには、「喜び」があるんだと思うのです。
魚の骨を取る、としたら・・・達成感。
小さなハードルがあって、そこを乗り越えれば達成感を感じます。
例えば、私はカニが大好きなのですが、
あれって、ほぐしてあったら、それほどおいしいと思いませんし、
私自身、ほぐしてあるカニなら特に食べたいとも思いません。
硬い殻に入っている身を工夫しながら取って食べる・・・。
そこに又、格別のおいしさがあると思うのですね。
自分の作ったものは、食べたがる・・・。
これもそうだと思うんです。自分が手をかけた物。
そこに「僕が作ったんだ」という達成感があります。
その時、味は二の次だったりします。
そう言えば、小学校の初めてのキャンプでカレーを作った時、
飯ごうでご飯を炊いて、びしょびしょの薄いカレーを掛けて食べたっけ。
ご飯はこげこげだし、カレーも決して美味しくなかったけど、
何杯もおかわりしたのを覚えています。
そこには「味」だけじゃない、雰囲気や達成感や・・・、
いろんな物があったんだと思います。
今日は、ハンナさんの「出来なかったら細分化」を食事に応用したよ!
というご報告を頂いたのですが、
> 上の身をとって食べ、背骨や横の小さい骨の取り方など、、、
> ひとつずつ、私が最初にやってみせました。
> パピーさんに教わったように、段階ごとに、
> よくできたところを、褒めるのも忘れないでしました。
のように、段階を作って(細分化)、
まずは小さいハードルの越え方を、親がやって見せて、説明して、
そして子供にやらせてみて、褒める・・・。
それが、できたら次のハードルを・・・。それも出来たら次を・・・。
とやっていくと、本当に簡単に、早く、出来るようになっちゃうんです。
それも、すごく楽しく!(^^)
これって、できないこと、苦手な事、
あらゆるものに応用できるんですね。
運動もそうだし、勉強だって、もちろん家庭生活の全てに!です。
大きすぎるハードルでは、
「どうせ出来っこない」「無理に決まってる」
って思って、最初から取り組もうともしません。
ですが、段階を作って、小さなハードルにすると、
そのハードルを飛び越すことが「達成感」「喜び」になるんです。
そして、こういう小さい「達成感」や「喜び」を感じ、積み重ねる事が、
いろんなものへの興味、集中力、頑張り、努力、など、
ひいては『乗り越える力』に繋がるんですね。
その時にはもちろん「認める・褒める」がとても大事。
「小さな喜び、達成感」是非たくさん味合わせてあげて下さいね!
子供達、どんどん自分から可能性を広げていきますよ!!(^^)
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