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Channel: 幸せなお母さんになる為の子育て
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親の比重

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こちらは過去のメルマガを掲載しています。

 


 パピーいしがみです。

 

 

 

 この頃、よく頂くメールに

 

 「年齢が高い子供の場合にはどうしたらいいのでしょう?」

 

 というご質問があります。

 

 


 例えば、中学生、高校生・・・・

 

 そんな子供達とどう対峙していけばいいのか・・・

 

 


 もちろん、今、何をどのように困っているのか、

 

 それはそれぞれに違うとは思うのですが、

 

 「もしかしたらヒントになるかな~?」と、

 

 今日はそんなお話をしたいと思います。

 

 


 小さいお子さんをお持ちのお母さん方には、

 

 リアルタイムではないのですが、ちょっと先のお話として、

 

 予習?のつもりでお読みくださいね♪

 

 


 私は、10歳を一つのラインに考えています。

 

 その一番大きな理由は、

 

 『10歳になるまで、と10歳になってから』では、

 

 親の子供に与える影響が大きく違ってくるからです。 

 

 


 年齢というのは個人差もありますし、

 

 成長の度合いも人それぞれでしょう。

 

 ですが、小学校の3年生、4年生、5年生

 

 この時の子供の成長はとても著しいものがあります。

 

 3年生は9歳位、4年生は10歳位、5年生は11歳位ですね。

 

 


 子供は成長と共に環境が変わってきます。

 

 9歳の時には9歳の子の友達・・・

 

 10歳の時には10歳の子の友達・・・

 

 その子の成長だけでなく、周りも一緒に成長します。

 

 当然、学校では、先生もその年齢(学年)に相当する対応をします。

 

 


 子供の環境が急激なスピードで変わっていくのに、

 

 実は「親の意識」は変わらないんです。

 

 


 幼少期から「○○しなさい」というスタンスを守ってきた方は、

 

 子供が3年生、4年生、5年生になってくると、

 

 「昔のように素直に聞かなくなって来た」

 

 「反発するようになってきた」

 

 「うちの子は反抗期だから・・・」と言われます。

 

 


 でも、私は「反抗期」で片付けてはいけないのでは?

 

 と考えているんです。

 

 だって「反抗期(反抗する期間)」という事は、

 

 その期間が終わったら『治まる』って事でしょう?

 

 でも、子供の「素直に聞かない」や「反発」は、

 

 ある一定の期間で治まるって事は無いと思うのです。

 

 


 それが証拠に、私達だって、「あれしろ」「これしろ」と

 

 親(又は他人)に言われたら、素直にそれに従いますか?

 

 私だったら、人からの(たとえ親でも)命令には絶対に従いません。

 

 という事は、もし「反抗期」があるのならば、

 

 私は“いまだに反抗期が続いている”という事になります。

 

 


 でも、どうでしょう?

 

 これってみんなそうだと思うのです。

 

 誰だって命令されるのは大嫌い、押し付けられるのは大嫌い。

 

 子供は素直に「俺は(私は)押し付けられたくない」

 

 って自分の気持ちを表しているにすぎないんですね。

 

 


 でも、小さい頃は、親の『命令』や『強制』がまかり通りました。

 

 なぜならそれは子供にとって、親が非常に大きな存在だったからです。

 

 幼少期の子供は、そのほとんどを親に依存しています。

 

 だから「親に嫌われる」って事はとても大きな恐怖なんですね。

 

 親に嫌われない為、愛してもらう為には従わざるを得なかったのです。

 

 幼少期、子供にとって親の比重はとても大きかったんです。

 

 


 ところが、成長と共に環境が変化して、

 

 又、沢山の情報を仕入れて自分で考える事ができるようになると、

 

 今まで子供の中で、とても大きい存在だった親。

 

 その親の比重が軽くなっていきます。

 

 


 すると、今までは従わざるを得なかったほどの「恐怖」が減り、

 

 本来持っていた思い。

 

 「自分にも一つの人格があって、その人格を尊重してもらいたい」

 

 が自然に表に出てくるんですね。

 

 


 その感情、もちろん私にもありますし、

 

 きっと・・・・あなたにもあると思います(^^)

 

 


 でも、これってとても重要な事なんですよ。

 

 なぜなら“自立しつつある証拠”だからです。

 

 自分で立てるようになりつつあるからこそ、

 

 親に寄りかかっていた重さが減っているからです。

 

 自立ができるほど、順調に成長してきているから、

 

 自分の気持ちを表に出せるんですね(^^)

 

 


 ですから、子供が成長して、反発するようになってきたら、

 

 「あ、そろそろ私も今までと違う姿勢を考えた方がいいかな?」

 

 って気づいて欲しいのですね。

 

 そして「こうしなさい」「ああしなさい」ではなく、

 

 「あなたはどうしたいの?」

 

 と聞いてあげるようにして欲しいのです。

 

 


 ここで、問題となるのは“気づけなかった時”です。

 

 


 親の比重が軽くなって、子供が反発し始めても、

 

 さらに『強制』や『命令』を強めると、

 

 子供もしぶしぶ従います。

 

 すると親は「多少、反抗しても、もっと強く押さえつければ従う」

 

 と勘違いしてしまいます。

 

 そして、子供が反抗すればするほど、その攻撃をさらに強めます。

 

 


 しかし、必ず臨界点は訪れます。

 

 あまりにも『強制』や『命令』が強すぎると、

 

 子供の成長が、親の影響力を超えた時、

 

 親の言葉を「聴く価値のないもの」と判断して、

 

 全く聞く耳を持たない状態。『無視』になるのですね。

 

 


 何を言われても『無視』をする。

 

 すると、子供は「こんな楽な事があったんだ」と発見します。

 

 「○○しなさい!」・・・無視。

 

 「話を聞きなさい!」・・・無視。

 

 「ココに座りなさい!」・・・無視。

 

 「じゃあ、家から出て行きなさい!」・・・無視。

 

 


 誰の言葉にも耳を貸さず、自分のやりたいようにする。

 

 当然、それは怠惰な方向に向かうでしょう。

 

 


 こうなってしまったら、

 

 修復するのは、とても難しくなるのはお分かりだと思います。

 

 だって、土俵にすら上がってこないのですから・・・。

 

 そして、私がご相談を受けている限りでは、

 

 この傾向って年々、低年齢化しているようにも感じます。

 

 


 でも、解決策はあるんですよ。それに、簡単なんです。

 

 


 それは、

 

 「自分にも一つの人格があって、その人格を尊重してもらいたい」

 

 あなたも持っている素直な感情。

 

 それを「子供も自分と同じように持っているんだ!」と

 

 『認めて』あげるだけでいいんです。

 

 


 「あなたはどうしたいの?」

 

 「じゃあ、それをやってみよう!」

 

 「もちろん、私も協力するよ!」

 

 


 そう言ってくれたらどうでしょう?

 

 子供達、すごく力が湧いてくると思いますよ(^^)

 

 

 

 

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