こちらは過去のメルマガを掲載しています。
パピーいしがみです。
今日は、Wさんのご紹介をさせて頂こうと思っています。
今日、このメルマガを書くにあたって、
その当時のメールのやり取りを読んでいたのですが、
その一つ一つをご紹介したいぐらい、
お母さんの意識でこんなに変わるんだな~、と、
感慨を新たにしています。
まずは、最初に頂いた内容について、ご紹介しますね。
ここから・・・
私は4年生と1年生の2人の男の子の母親です。
上の子なんですが・・・3年生の2学期から荒れてしまいました。
原因は小さい事の積み重ねだと思ってます。
とどめが、当時の担任で
兄が笛を3日間学校に持って行くのを忘れてしまい、
3日目に先生が、
「このクラスの仲間になりたくないの?帰りなさい」
と言ったのです。
それから兄は、学校へ行きたがらず、
先生に対して暴言を吐くようになりました。
朝、逃走したり、学校から脱走したり・・・。
保健室へ行く事が多くなり授業は殆ど受けてない状態でした。
挙げ句の果てに、学校から発達障害では?検査を受けてみて下さい。
とも言われ、3年の春休み前に受ける事を決意。
結果、年齢相応の子供でした。
その時、私は“この子は心の傷を負っている”と確信しました。
本人も「4年生になったらちゃんとする」と言ってました。
4年生になり、担任も変わりました。
「ちゃんとする」とは言ってましたが、
3年生で逃げると言う事を知ってしまったので
スイッチが簡単に切り替えるとも思えず様子を見てました。
保健室に居る事が今は無いそうです。
居ても10分~15分で自分の意思で教室に戻るそうです。
私の中で第一歩だと思いました。
教室に居る事が多くなりましたが更なる試練が・・・、
授業を受けてくれず、教室の中を歩くようになったのです。
歩くだけなら未だしも、他の子にちょっかいをだしたり、
授業妨害をしているらしいです。
椅子に座って授業を受ける事が出来ないらしいです。
3年の2学期から受けてなければ、学習について行けないし、
逃げる事を覚えてしまっているし・・・。
検査を受けた「特別支援センター」と言う所へ電話をして、
「授業風景を見て下さい」と頼みました。
そちらへ行き話しを聞きに行ったら、
「まず、心療科か精神科へ」
「それと通えれば、週に1度こちらへ」と言われました。
ショックでした。闇の中をさまよってる感じです。
家に居る時は、多分、普通の男の子だと思います。
弟とケンカして泣かせたり、
やんちゃだけど不器用ながら優しい言葉を掛けてくれたり。
勿論、言う事は中々、聞いて貰えない事が多々ありますけど^_^;
家での事であれば、なんとかなりそうですが、
学校での事なので、どうしたらいいのか分からず・・・
日々、頭を抱えてます。
『どうしたら授業を受けてくれるのか』
その答えを出せずにいます。兄も苦しいと思います。
助けられる術があるなら兄を助けたいと思ってます。
手遅れでしょうか?
ここまで・・・
このようなメールでした。
かなり、デリケートなご相談でもありましたし、
私自身も、しっかり現状把握をしたいので、
何度かメールでやり取りをして、
そこに関連するだろうと思われる内容を聞きながら、
(いつものやり方ですが)私なりに状況を把握していましたら、
ふと思ったことがありました。
それは、学校内だけの問題ではないかもしれないな?
という事でした。
もちろん、最後の砦を崩してしまったのは、先生の
>「このクラスの仲間になりたくないの?帰りなさい」
だと思うのですが、そこまでにも少しずつ、
自分自身の存在価値を低下させてしまう事があったようです。
なので、このようにお返事をしたのです。
ここから・・・
Wさん、こんにちは。パピーいしがみです。
メール、拝見しました。ありがとうございます。
だいたい、分かりました。
やっぱり息子さん、自分の存在に自信がないんですよ。
学校が嫌いとか、云々ではなく、自尊心が育ってくれば、
いろんな問題が解決してくると思いますよ。
それには、この子の「存在」を認めてあげる、
良いところを“積極的に探して褒めて”あげて欲しいんです。
例えば、
> 学校から帰ってくると、すぐ遊びに出掛けて行きます。
> 「5:30に帰ってきてね」
> と言ってるので、多少遅れる事もありますが、
> 5:30めがけて帰って来ます。
これなんか、もう賞賛に値することですが、
褒めてくださっていますか?
「5:30分帰宅、という親との決まりを守ろう!」と
必死で全力で帰って来るのだと思うのです。
そうしたら、満面の笑みで、
「あなたは、時間を守る子だね。すごいね、立派だよ!!」
って言ってあげたりすることができますよね。
2人で仲良く遊んでくれているのなら、
「お兄ちゃん、いつも○○君を見てくれてありがとうね」
「お母さん、助かるな」
って言うことができますよね。
又、
> 最初はいいのですが、最後はケンカになります。
> でも、昔だったら、俺は悪くない。
> と折れない兄ですが最近なぜか、折れてます。
> なのでケンカにならない程度のケンカで終わる事が多いかな。
> 弟の要求を受け入れる姿もあります。
だとしたら、
「昔は自分の意見ばっかり言っていたけど、
今はちゃんと弟を受け入れてくれて、さすが♪お兄ちゃんだよね」
なんていう事もできます。
「叱らない」のが良いのではないんです。
叱っても“その倍・褒めてあげる”をしてほしいんです。
そうすると「自分の存在価値」はちゃんと感じることができます。
息子さんの言葉にこうありましたね。
> 「ママは俺の事嫌いだから、そう言うこと言うんだ。」
これは、お母さんが自分を好きか嫌いか?を確認しているのではなく、
「そう投げかけたらなんと返ってくるかな?」
って(息子さんが)チェックしているんです。
言い方を変えると「本当は俺の事、嫌いなのかも?」
という不安を感じている、って事でもあるんですね。
そこで、どうでしょう?Wさん、せっかく勉強を始めたのですから、
その子の自尊心を高める言葉を探し、
使えるように練習してみませんか?
多分、子供の不安を取り除き、
(僕はココにいて良いんだ!という気持ち)
を認識させてあげることが出来れば、
改善していくと思いますよ。(^^)
ここまで・・・
ここからWさんのがんばりが始まりました。
こんな風にです(^^)
ここから・・・
こんばんは。
以前、長男が授業を受けない。で、相談させてもらいました。
で、途中報告になります・・・。
パピーさんに『自尊心の低下』を指摘され、
以前より褒め所を探す毎日です。
探して分かった事があって・・・、
“私が子供の行動をよく見る”ようになりました。
前は見てるつもり。だったと反省。
褒めるハードルを低く、低く設定したら、褒め所満載!(^^)
些細な事も褒め、褒めタイミングを逃したら寝る前に、
「あの時~ありがとう」とか「偉かった!」とか、
「助かった」と1言加えてます。
長男の変わり様が目に見えて変わってきました。
先日、次男の宿題(引き算)を見てたら、
教えても解らなくて、私と次男がイライラし始めたので、
「8コみかんがあります。3コ○○(兄)が食べちゃった!
じゃ、□□(弟)は何個食べれる?」
と言う様な教え方にしたら、ゲームしてた兄がいきなり、
「その教え方いいね。楽しそうだもん。」と言ってくれました。
私はびっくりです。
同時に“私も褒めてもらった!?”って、凄い嬉しかったです。
これが最近の嬉しい事です(^^)
まだ授業は受けたり受けなかったりですが・・・。
今、私が子供達に出来る事、パピーさんに言われた、
自信をつける言葉を褒めながら探してます。
ここまで・・・
この時は、まだまだスタートしたばかり。
でも、Wさんの「自信をつける言葉を褒めながら探してます」は、
今後もずっとご継続くださいます。
その内容や息子さんの変化など、とても興味深いのですが、
ちょっと今回だけでは紹介できそうもありません。
なので、次回にもう一度、ご紹介させてくださいね。
でも、今回のメールでも、
参考になりそうなところがありました。
> パピーさんに『自尊心の低下』を指摘され、
> 以前より褒め所を探す毎日です。
> 探して分かった事があって・・・、
> “私が子供の行動をよく見る”ようになりました。
> 前は見てるつもり。だったと反省。
「私が・・・子供の行動を“よく見る”ようになった。」
は~い、これは、とっても重要ですよね♪
「探そう!」という意識があれば、より「見る」事が増えるはずです。
そしてね。子供の方からすると
「あ、お母さん、今、僕の事を見てくれているな」
って分かるんです。感じるんです。
もし、私たちだったらどうでしょう?
「あ、ちゃんと見てくれてる」と感じたら嬉しくなりますよね。
そして、もうひとつ。
> 些細な事も褒め、褒めタイミングを逃したら寝る前に、
> 「あの時~ありがとう」とか「偉かった!」とか、
> 「助かった」と1言加えてます。
とありましたね。
私たちも「あの時、褒めてあげればよかったな」
って思う事ってありますよね?
リアルタイムに、ピンポイントで「バシッ」て褒めてあげる。
もちろん、それが一番なのですが、
もし、できなかったりした時に、
「そうそう、そういえば、あの時こんな風にしてくれて、ありがとう」
「おかげで助かったよ♪」なんて言ってもらったら、
「お母さん、ホントよく見てくれてるな~」って思いますよね♪
“寝る前に”というのもポイント高い♪デス。
“一言加える”とっても上手だと思いますよ~(^^)
その甲斐があったのでしょう。
早くも変化の兆しが表れてきたようです(^^)
> 長男の変わり様が目に見えて変わってきました。
とありました。嬉しいな~♪
それでは、その後の事については、又次回、ご紹介させて頂きますね。
お楽しみに~(^^)v
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