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こんな私なんて・・・

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こちらは過去のメルマガを掲載しています。

 


 パピーいしがみです。

 

 

 

 今日のメルマガは「こんな私なんて」としました。

 

 ちょっと分かりにくい題名かもしれませんが、

 

 「こんな私が子育てをして子供が幸せになれるのだろうか?」

 

 「こんな私なんて、親になって良かったのだろうか?」

 

 というご相談に対するお返事を紹介します。

 

 

 もちろん「こんな私なんて」と思う必要は全くありません。

 

 

 良く「子育てに自信がありません」とか、

 

 「自信のない私が、子供に自信を付けられる訳ありません」

 

 と言われる方がおられるのですが、

 

 親が自信を持っているから、子供が自信を持てる、

 

 という事では決してないんですね。

 


 


 でも、このお悩みは、とてもよく頂く相談でもあるんです。

 

 

 今日、ご紹介させて頂くマシェリさんは、

 

 小さい頃、お母さんに

 

 「あなたは運動が苦手。だから運動をしなくていいよ。

 

  運動以外で頑張ろう!」

 

 と言われて育ったそうです。

 

 

 でも、運動って学校ではついて回りますよね。

 

 運動を避け、どんどん運動嫌いになって行ったマシェリさん。

 

 それがご自分の性格を作る程の影響が有ったのだそうです。

 

 

 まずはマシェリさんからのご相談内容を紹介します。

 

 

ココから・・・

 

 

 パピーさん、こんにちは。マシェリです。

 

 ( 中 略 )

 

 

 テキストを読んで、すごく共感したところがありました。

 

 でも、強く共感するからこそ、

 

 これから私はどうしたらいいか悩んでいます。

 

 アドバイスを頂けたら嬉しいです。

 

 

 すごく共感しているところ。

 

 それは、幼少期の運動に関してのことです。

 

 

 パピーさんは、幼少期「できた♪」という気持ちが

 

 とても大事ですよ、と言われていますよね。

 

 例として縄跳びや園でのイベントなどを上げられていました。

 

 

 そこにこう書かれていました。

 

 

  できない子はできる子に尊敬の気持ちを抱きます。

 

  「どうやったらできるんだろう?」

 

  「なぜ私(僕)はできないんだろう?」

 

  と悩み、悲しくなります。

 

 

  できない最後の一人になろうものなら、

 

  その悲しみはどん底になってしまいます。

 

  反対にできる子はとっても鼻が高いのです。

 

 

  最終的に、ある程度の時間が経過すれば、

 

  できない子もできるようになるのですが、

 

  それまでの間、できる子とできない子では、

 

  心理的に雲泥の差があるのです。

 

 

 私は、その「できない子」でした。

 

 私は一人っ子で生まれ、私の両親はとても優しく、

 

 私自身もめったに叱られた事が有りません。

 

 母は褒める事も上手でした。

 

 でも、私はいつも強いコンプレックスを持っていました。

 

 

 私は父も母も好きでした。

 

 でも「これだけはやめてほしかった」

 

 と今、思う事があるのです。

 

 私はこう言われて育ちました。

 

 

 「誰にも苦手はあるんだよ♪

 

  運動はしなくていいから、それ以外を頑張ろう!」

 

 

 幼稚園の時にいつも最後の一人だった私は、

 

 親から「運動は諦めていい」と言われて育ったのです。

 

 そう言ってもらえた私は、確かに少し気持ちは楽になりました。

 

 

 ですが、運動って必ず付いて回ります。

 

 幼稚園では竹馬や縄跳びがありました。

 

 小学校では、スポーツテスト、運動会、マラソン大会。

 

 それに週に3・4日は体育の授業があります。

 

 

 水泳大会もありました。

 

 中学の運動会ではクラス全員によるクラス対抗リレーがあったり、

 

 高校のレクレーションでは、

 

 クラス対抗のバレーボールなどもありました。

 

 

 自分ができないのは、まだ我慢できます。

 

 でも、自分の為にみんなに迷惑を掛けるのは、

 

 本当に苦しかったです。その場所から逃げ出したい。

 

 自分の存在を消したい・・・と思うほどでした。

 

 

 私がいるチームは、

 

 私が足を引っ張り負けてしまうのです。

 

 面と向かっては言われなくても

 

 「○○のせいで勝てない・・・」

 

 と言う声が聞こえると、体を小さくして、

 

 下を向いているしかありませんでした。

 

 

 運動は苦手、運動は嫌い、苦手・嫌いだから避ける・・・

 

 そうやっていつも運動から逃げていた私は、

 

 小学校・中学・高校と、楽しいはずの十数年。

 

 辛くて辛くて、運動の事を考えると胃が痛くなり、

 

 いつも不安と苦しみばかりでした。

 

 心から笑った事など・・・なかったと思います。

 

 

 パピーさんの仰る「最も大事な成長期」を

 

 そのように過ごしてきた私の性格は、

 

 いつもうつむき、自信がなく、内向的で、マイナス思考。

 

 ピアノやお習字や勉強が少々できても、

 

 もっと上手な人や、優秀な人はいくらでもいました。

 

 私は、決して自分を誇らしく思う事はなかったのです。

 

 

 なんとか大学まで卒業することはできましたが、

 

 私に染みついたこの性格は変わる事はありませんでした。

 

 この性格を「なんとかしたい、変わりたい」と思って、

 

 自己啓発セミナーに出かけたり、いろんな本を読みましたが、

 

 決して・・・変わることはありませんでした。

 

 

 そんな私でも結婚してほしいと言う人が現れ、

 

 有り難いことに子供も授かりました。

 

 子供は本当に可愛くて「この子の為なら何でもする♪」

 

 と思えるほどの喜びで、暗かった私の人生に、

 

 まぶしい程の光を与えてくれました。

 

 

 ですが、子供が成長するにつれ、

 

 いっしょに不安も大きくなっていったのです。

 

 子供は今、一歳半。とても可愛い愛娘です。

 

 でも、私と同じようになってしまったら・・・

 

 と思うと怖いのです。

 

 

 私は心から笑う事が有りませんでした。

 

 でも、娘には、子供らしくはしゃいだり、いたずらしたり、

 

 お腹を抱えて笑ったり、楽しい子供時代を過ごしてほしい。

 

 

 そう願ってはいましたが、

 

 「私にそれができるだろうか?」と考えた時に

 

 自信が無く、コンプレックスの塊の私には、

 

 子供の模範となれない、子供に自信を付けてなんか上げられない・・。

 

 「私が育てたら、私のようになってしまうのでは?」

 

 という不安に夜な夜な襲われるようになったのです。

 

 

 そんな時、インターネットで見つけたのが

 

 パピーさんのホームページでした。衝撃でした。

 

 メルマガのバックナンバーを涙を流しながら読み、

 

 「もしかしたら、私は変われるかもしれない」と感じました。

 

 

 申し込みをさせて頂き、テキストを読んだ時に、

 

 私のこの自信のなさ、内向的でマイナス思考の原点は、

 

 幼稚園の時からの運動から逃げていた事だったんだ。

 

 と分かったのです。

 

 

 その時・・・

 

 

 「誰にも苦手はあるんだよ♪

 

  運動はしなくていいから、それ以外を頑張ろう!」

 

 

 それを言ってもらった私は、気は楽になったけど、

 

 でも、この時に逃げることではなく、

 

 乗り越える事を教えてもらえていたら・・・。

 

 私のこの性格にはならなかったのでは?

 

 と今はすごく思うのです。

 

 

 でも、過去は変えられません。

 

 パピーさんがいつも仰っているように、

 

 「これからどうするか?」ですよね(^^)

 

 

 そこで、ご相談があるのです。

 

 たぶん、私は子供に運動を教えてあげる事ができません。

 

 こんな私はどうやって子供を運動好きにできるでしょうか?

 

 何とかして「運動好き」にしてあげたいです。

 

 

 ( 後 略 )

 

 

ココまで・・・

 

 

 「自信のない私が子供に自信を付ける事ができるわけがない」

 

 このようなお悩みは、実は沢山の方がお持ちです。

 

 

 でも、私は声を大にして言いたいです。

 

 それは・・・

 

 

 「ほとんどの方が、子育てに自信をお持ちではないんですよ♪」

 

 「自信を持って子育てしている人(幼稚園や学校の先生)

 

  が失敗されている例は、

 

  自信を持っていない人のそれよりもずっと多いんです」 

 

 

 という事。そして・・・

 

 

 「全てを自分で教えようと思わなくていいんですよ♪」

 

 「親が完璧である必要はないんです!!」

 

 

 という事です。

 

 

 私達は、自信があったり「教えよう」とすると、

 

 どうしても「上から」指導しようとしてしまいます。

 

 その時には、厳しく言ってみたり、失敗を指摘したりします。

 

 イライラして怒りをぶつけたりするかもしれません。

 

 

 すると返って大事な【やる気】を失わせてしまうのですね。

 

 何かができるようになる、その為に最も重要なのは、

 

 この【やる気】です。

 

 

 自信をもって子育てをされている方で多い失敗が、

 

 知らず知らずのうちに

 

 「強制、命令、指摘(否定)」などが増えてしまって、

 

 『子供の【やる気】を失わせてしまう』事なんですね。

 

 

 ですから、

 

 「あまり自信が無い・・・」

 

 ぐらいがちょうどいいんです。

 

 

 マシェリさんには、このようにお返事しました。

 


ココから・・・

 

 

 マシェリさん、こんにちは。パピーいしがみです。

 

 

 メール、拝見しました。

 

 マシェリさんは、小さい頃に「運動はしなくていい」

 

 と言われて、いつも運動を避けてこられたのですね♪

 

 メールにも書かれていましたが、

 

 学校では、本当におつらかったと思います。

 

 でも・・・よく頑張りましたね(^^)

 

 

 ずっとずっと頑張って来れられたんだと思います。

 

 大変でしたね。でも、本当に頑張りぬいてくれました。

 

 まず、それをお伝えしたいです。

 

 辛く苦しい中、よく頑張りぬきましたね♪立派ですよ(^^)

 

 

 マシェリさんも言われていたように、

 

 小学校・中学校・高校でも運動は必ずついて回ります。

 

 ですから運動を避ける事など、絶対にできないのですね。

 

 運動の苦手なマシェリさんとしたら、

 

 体育の時間は逃げ出したい、という気持ちがあったでしょう。

 

 

 運動会や、クラス対抗のリレーなどは

 

 欠席したい、仮病を使ってでも休みたい、

 

 という思いもあったと思います。

 

 又、ご自分のせいで負けてしまったゲームの翌日などは、

 

 学校に行くのも辛かったと思います。

 

 針のむしろのようにも感じたでしょう。

 

 

 毎日、学校にいく足取りが重かったはずです。

 

 でも、よくぞ頑張りぬいてくれました。

 

 

 今回、ご相談のメールに書かれていました

 

 > 自信が無く、コンプレックスの塊の私には、

 

 > 子供の模範となれない、

 

 > 子供に自信を付けてなんか上げられない・・・。

 

 ですが、これは安心してほしいです。

 

 

 それは、

 

 『親が自信をもっているから、子供に自信を与えられる』

 

 という事はないからなのです。

 

 『子供の模範になれなければいけない・・・』

 

 という事もありません。 

 

 

 私は、何でも完璧にできるスーパーママよりも、

 

 すこしドジで失敗が多いお母さんの方が、

 

 ずっとずっと子供達には良い影響を与えると思いますよ♪

 

 

 それが証拠に、子育てのエキスパートだと

 

 (多くの方が)考えられている、

 

 幼稚園の先生や、学校の先生の子供達が、

 

 ドロップアウトをしてしまう例って、とても多いのです。

 

 (私の父も小学校の先生で、私もドロップアウトした一人です)

 

 

 テキストの第48章に「あなたの失敗を話してあげて」

 

 というお話しがありますが、これなんかまさに、

 

 『少しドジで失敗が多いお母さんの方が良い』

 

 という典型な例なのですが、お母さんの失敗を話すことで、

 

 「お母さんも、こんな失敗するんだな」

 

 と子供たちを安心させてあげる事ができるんです。

 

 

 それは親が完璧に模範を示す事よりも、

 

 ずっと大事だったりするんですね♪

 

 

 それで・・・マシェリさんのご質問にこうありましたね。

 

 

 > たぶん、私は子供に運動を教えてあげる事ができません。

 

 > こんな私はどうやって子供を運動好きにできるでしょうか?

 

 > 何とかして「運動好き」にしてあげたいです。

 

 

 マシェリさんの娘さんは、今、1歳半とありましたね。

 

 それなら、こんな風にされてみたらいかがでしょう?

 

 

 幼稚園に入るまでの間は、特別な運動をしようとするのではなく、

 

 子供さんとの「良い関係」を意識的に作るようにしてください。

 

 これは子供にとって一番大事な「安心」を築く事です。

 

 安心は全ての基礎になりますので、能力(運動も能力です)

 

 を高めるうえでは、とても重要なんですね。

 

 

 そして、次に大事なのが興味を肯定することです。

 

 体を動かせる環境を作る上で、

 

 子供が様々な興味を抱いた時に、

 

 「それはダメ、やめて」とするのではなく、

 

 やりたい事をやらせてあげる事を意識してください。

 

 

 触られて困るものは、手の届かない場所に移せばいいですからね♪

 

 お母さんとのいい関係が作れて、興味を持つことを肯定されて、

 

 いろんな行動ができるようになれば、

 

 子供はどんどん動きまわり、その「動く」事で、

 

 必要な筋肉やバランス感覚は養われます。

 

 

 何かができるようになる為には、

 

 「やりたい」という気持ちと、

 

 その気持ちを『持ち続ける』ことです。

 

 

 なので「よごれる」とか「仕事が増える」とか思わずに、

 

 汚れても濡れても、やらせてあげてください。

 

 興味があれば、体は動きますからね。

 

 

 それから、家の中で活発に動けるようになったら、

 

 外に出るようにもしてみてくださいね。

 

 公園に行くまで歩いたりされるのもいいですね。

 

 (歩く事も立派な運動ですから♪)

 

 

 そして、公園では是非、一緒に遊んでください。

 

 滑り台をしたがったら滑り台を・・・。

 

 ブランコをしたがったらブランコを・・・。

 

 大変だとは思いますが、

 

 お母さんも一緒になって遊んでくださいね♪

 

 そして一緒になって、沢山笑い、沢山喜んでください。

 

 

 幼稚園に入るようになったら、

 

 たぶん、運動の量も増えて行くはずです。

 

 「一緒にやろう」と子供が言うようでしたら、

 

 付き合ってくださいね♪

 

 

 もしかしたら、マシェリさんの方が、

 

 体力的に辛くなるかもしれません。

 

 でも、そこは頑張ってくださいね。

 

 運動が苦手なお母さんとしては、子供に付き合うと、

 

 きっと息が切れたり、筋肉痛になるかもしれませんが、

 

 ご自分も「ダイエットだ!」と思って頑張ってください。

 

 

 幼稚園に入ると、縄跳びや竹馬など、

 

 道具を使った遊びが入ってきます。

 

 その時も、上手くできないかもしれませんが、

 

 上手くできない事を子供に見せるようにしてください。

 

 そして、諦めずにチャレンジする姿を見せてください。

 

 

 私は、ここがものすごく大事だと思っています。

 

 運動が苦手がお母さんは、

 

 「上手く教えられないから」と、

 

 ご自分が努力をするのをやめます。

 

 「誰か、上手な人に・・・」と探されます。

 

 

 ですが、上手じゃないお母さんが、

 

 「諦めず何度もチャレンジする姿」を見せること。

 

 これが何よりも尊いのです。

 

 

 子供は、それを見て

 

 「お母さんも、こんなに頑張っている」

 

 「すぐにあきらめちゃいけないんだな」と学びます。

 

 そして「私も、お母さんのようにもう少し頑張ってみよう」

 

 と思います。

 

 (この時に、お母さんと良い関係を築いた意味が現れます)

 

 

 子供は、大人よりも、ずっと吸収が早いです。

 

 ですから、きっと努力を重ねているお母さんより、

 

 ずっと早くできるようになるはずです。

 

 その時、子供は思うのです。

 

 「あ、できた!!私ってすごいかも?!」って。

 

 

 頑張っているお母さんに触発されて、

 

 「もう少し頑張ろう」と言う気持ちになれる。

 

 そして、お母さんよりも早くできるようになる。

 

 「私って良いかも?」って思う。

 


 


 どうですか?これってすごいでしょ(^^)

 

 子供がお母さんよりも早くできるようになったら、

 

 その頑張りを認め、自分の事のように喜んでくださいね。

 

 子供はさらにチャレンジや努力が好きになるはずです。

 

 (でも、お母さんも諦めずに頑張るんですよ♪)

 

 

 頑張ろうという気持ちを持ち、

 

 何度もチャレンジする事の大切さを知り、

 

 繰り返し練習することで「できる」楽しさを覚え、

 

 お母さんよりも早くマスターすることで、

 

 「私って、いいかも?」という小さな自信を得る。

 

 

 これって運動の苦手なお母さんだからこそ、できる事なんです。

 

 「上手く教えられる」事ができなくたって、

 

 「模範的なお母さん」でなくたって、

 

 子供に積極性ややる気や自信を付けることは、

 

 十分にできるんですね。

 

 

 是非、頑張ってやってみて下さい。

 

 マシェリさんの決意しだいで、

 

 きっと子供さんは、運動大好き!になってくれますから(^^)

 

 

ココまで・・・・

 

 

 このようにお返事しました。

 

 

 そして・・・結果は・・・?

 

 マシェリさんからは、その後も何度かメールを頂きましたが、

 

 このメールから2年後、喜びの声が届きました。

 

 

 それがまた、感動的なので、

 

 それは次回にご紹介しますね♪

 

 

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