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パピーいしがみです。
今日は、不安についてお話してみようと思います。
例えば、お子さんが始めて幼稚園に行くとき、
小学校に上がるとき・・・
楽しみでは有りますが、不安も有ります。
まだ見たことが無い世界に向かうのですから、
これら「心配」や「不安」は、しょうがないことなのですが、
でも過剰な心配や不安が、さらに、不安を掻き立てたり、
多くの問題は、不安が原因でなることが多く、
実はちょっと怖いことでもあるのですね。
又、心配性の方、不安になりやすい方も、おられますし、
今日は、不安になりそうな時、不安を感じてしまっている時、
その時の対処法についてお話たいと思います。
まずは、お母さんが不安な時の対処法ですが、
ここで、とても大事なのが、ご自分が
“「何に」不安になっているのか”を明確にする事です。
私達は、見えないものに対して恐怖を抱きます。
何が不安なのか分からないけど・・・という「漠然とした不安」こそ、
最も怖いもので、漠然とした不安がさらなる不安を呼び込み、
それがどんどん膨らんで、恐怖にまで大きくなってしまうのですね。
不安でしょうがない、という方の多くは、
こんな「漠然とした不安」が膨らんでいる方が多いです。
ですから不安を感じていたら、
何に不安を感じているのか、を明確にして欲しいのです。
「私は何に不安なのか?」とメモに書いて、
思い当たる理由を書き出してみてください。
「漠然とした不安」を「明確な不安」にするのですね。
すると、その明確な不安が、実は、とても小さいと分かったり、
たった一つではなく、複数ある事に気付いたりします。
でも原因さえ分かれば、それを改善していけばいいので、
漠然とした不安に怯えることもなくなりますし、
原因が明確になれば、不安が不安を呼び込み、
恐怖にまで膨らめてしまう、という事もなくなってきます。
ただ「こうなるかもしれない」という不安はやめましょうね。
まだ起きてもいない事を心配する方も比較的多いのですが、
どっちに転ぶか分からないのに、悪い予想だけをして不安になるのは、
ただいたずらに時間を浪費しているだけで、
そこから得られるものは何も無いのです(^^)
まだ起きてもいないことを心配するのなら、
「今できることをしっかりやろう♪」
として頂いたほうが、ずっと建設的なんですね(^^)
お母さんの不安が小さくなれば、子供も安心します。
子供はお母さんの顔や、雰囲気をいつも感じていますから、
子供の不安は、お母さんの不安が伝染している、
という事もとても多く、お母さんが安定してくると、
驚くほど、子供が安定してくる、という事はよくあるのですね。
とはいっても、子供も「お母さんからの影響」だけ、
と言うわけではありません。
ですから、子供が不安そうにしている時の話もしたいと思います。
例えば、幼稚園に行くのが怖い、新しい場所が不安だ・・・
そういう状況のお子さんもおられるでしょうし、
何かにつけて、引っ込み思案、一歩足が出ない、積極性が無い、
など、なかなか行動しにくい子もいると思います。
子供がそんな風に感じたら、その子に
「あなたはこんなにすごい子なのよ♪」
と教えてあげてほしいのです。
そのやり方とは、こうです。
まず1冊のノートを用意してください。
そして、子供にこう言ってください。
「今まで、あなたができるようになった事が、どれだけあったか書いてみよう」
そして、子供の目の前で、生まれてからできるようになったこと、
一つ一つ書いていくのです。(年月が分かるとさらに良いです)
1、○歳、はいはいができるようになった。
2、○歳○ヶ月 タッチができるようになった。
3、○歳○ヶ月 歩けるようになった。
4、○歳○ヶ月 言葉をしゃべるようになった。
・
・
・
こんな風に、一つ一つ挙げて行くと、かなりの数になるはずです。
そして、直近になったら、細かくしてください。
小さなことでいいので、より数を増やしてほしいのです。
21、自分で歯磨きができるようになった。
22、一人でおしっこができるようになった。
23、お風呂で頭を洗えるようになった。
24、ウンチがトイレでできるようになった。
25、お箸が使えるようになった。
子供の目の前で、どんどん「できるようになったこと」を書いていくと、
それを見ていた子供は「え、こんなにいっぱいあるの?」と驚きます。
そして「自分ってすごい♪」ってだんだん思えてきます。
それでも、お母さんの「どれだけすごいか?」は止まらずに、
さらに、さらに増えていくと、
きっと子供からも
「これもできるようになったよ♪」
「あれも」「これも♪」と言ってくるでしょう。
その時は、どうぞ「できるようになったこと」に書き加えてください。
でも、きっとその時には、子供は不安からは解き放たれ、
本人の顔はきらきらと輝いて、やる気が高まっているはずです。
「これで、大体全部かな?」と思ったら、
「どう?ざっと書いただけでこんなにあるんだよ」
「あなたは、こんなに沢山のことができるようになったんだよ」
「あなたは本当はすごい子なんだよ」
「だから大丈夫。何にも心配要らないんだよ♪」
と言ってあげてほしいのですね。
子供は、安心し、落ち着くはずです。
もちろん、叱ってばかり、怒ってばかりいたら、
せっかく取り除いたはずの不安もすぐに現れ、
「やっぱり、自分はダメな子だ」と思わせてしまいますので、
否定は意識して減らしてもらわなければなりません。
このノートはこれからも、どんどん書き加えていく作業をしていると、
子供は「あのノートに書いてもらいたい!」と、
物事にやる気や積極性を持ってチャレンジするようになりますので、
是非、上手に活用していただきたいと思います。
お母さんが、明るくになってくると、子供も明るくなりますし、
子供が明るくなってくると、親も明るくなってきます。
どうぞ、相乗効果で、良い雰囲気を作っていきましょう(^^)
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