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Channel: 幸せなお母さんになる為の子育て
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自分の失敗を認めよう

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こちらは過去のメルマガを掲載しています。




 パピーいしがみです。


   


  さて、前々回も学校の先生(会員さんです)からのご報告でしたが、


  今回も、学校の先生から頂いたメールを、ご紹介したいと思います。




  今日のタイトルにもありましたが、


  ちょっと失敗をしてしまったようです。




  会員さんのハンドルネームは、紫陽花さんです。


  紫陽花さんから教えていただいたのですが、




  「紫陽花」の花言葉は、


  1、元気な女性


  2、辛抱強い愛情


  3、一家団欒、家族の結びつき


  だそうです。


  良いハンドルネームですね♪




  さて、その紫陽花さんが、何をやらかしてしまったのか?


  とても心温まる話なので、是非、お読みくださいね♪




ここから・・・




  パピーさま




  いつも、他の会員さまだと、聴いてください!って喜びのメールですが、


  私は、大失敗を聴いてください。


  でも、そこからクラスで学んだのです。




  私は、都内の小学校4年生の担任です。


  2学期始め、給食で、チーズが出ました。


  給食は、徹底的に教えたので、当番がきっちり動きます。




  教師も手伝って配膳する学級もたくさんありますが、


  私は、みんなの動きを見ているだけです。


  でも、ワゴンを取りに行って、当番が


  チーズを配るのを忘れてしまったのです。




  たまたま、パンと同じ食器に乗せるものだったので、


  食器があまっていることもなく、誰もチーズ


  の存在に気がつかなかったのです。


  私も、まさか、そんなことになっていると知らず、そのまま


  「いただきまーーす」




  ごちそうさまをしても、気がつきませんでした。


  ワゴンは片付けられて、私たちは、チーズは誰も口にしてないのに、


  完食ダーと喜んで、ワゴンを片付けて、静かに読書タイム。。。。




  その後、配膳員さんが私に、


  「先生、チーズ手がつけられていないけれど、どうされたのですか?


  落としたとかですか?いつも完食なのに・・・」


  「えーーーきょう、メニューにチーズあったんですか???」




  そこから、私の頭真っ白になりながら、フル回転。


  まず、子どもたちに謝りました。




  「これは、先生のミス。だから、当番を責めないでね。


  失敗してごめんね。チーズ食べられなかったけれど、許してね。


  みんなのお父さん、お母さんが給食費はらってくれていて、


  それの一部を渡せなかったことは、ものすごくいけなかったこと。


  ごめんなさい。」と頭を下げました。




  みんなは、


  「いいよーーー。先生も失敗しても大丈夫っていつもいうじゃん。」とか


  「そういう、おっちょこちょいがかわいいけれどね。」とか


  「今度は、みんなで、当番に声かけていこー」


  「おれ、給食最終チェック係やるよ」


  「ぼく、メニューあさ、チェックしてくるからさー」




  涙が出そうでした。


  誰も、当番や私を責めることなく、


  素敵なクラスだと心から感謝しました。




  その後、私は、クラス全員の保護者へお詫びの電話をしたのです。




  保護者の温かい言葉のパレード。


  「いつも、ほんとにお世話になっていて、そんなこと、いいですよ。」


  「先生も大変だねーーー」とかそんな感じ。


  中には、「子どもから聞きました。今、うちで、チーズ食べてます。」


  なんていう家庭も。




  この失敗から、クラスがなんだか、1つになれた気がしました。




  ちゃんと失敗を謝って、保護者にも電話をした。


  そこで、信頼感をもっと得ることが出来たのです。


  温かい保護者に感謝してます。そして、反省もしてます。


  まぁ、命にかかわることとか、致命的な失敗でなくて、


  今、こうやってメールできるのですが。




  パピーさん、失敗しても大丈夫の話が役に立ちました。


  テキスト読んでいてよかった。




  そんな、私のクラスの大失敗の話でした。




ここまで・・・




  実は、紫陽花さん、ベテランの先生です。


  お子さんもまだ、小学生ですが、


  ご自分の子育てと、クラスの子供達の為に、


  勉強をしてくださっています。




  紫陽花さんに


  「この話、とってもいいからメルマガで紹介させて♪」


  とお願いしたら、


  「新人でもやらない失敗を恥ずかしい~」


  とおっしゃっていましたが、




  ベテランの先生の失敗だからこそ、紹介したい、


  と、何度かのオファーで実現しました。




  私は、このベテランの先生が、ご自分の非を認め、


  すぐさま生徒に謝った。


  そこに拍手を送りたい、と思いました。




  とかく、私達は、プライドが優先したり、


  「自分は間違っていない、誰かのせいだ」と思いがちです。


  また「負けるもんか」と思ったり、力わざで対処したり、


  「子供なんかに舐められてたまるか」とか・・・。





  もちろん、そんな(私のような)人ばかりではない、


  とは思いますが、自分の非を認めて、謝罪できる、


  って、すごく難しいことだと思います。


  それを、先生が生徒に、瞬時に対応された。


  そこに「すごいな~」って思ったのですね。




  でも、人が自らの失敗を認めて、謝罪をすることで、


  それを指摘したり、追求するのではなく、暖かく許してくれる、


  おおらかに接してくれる・・・子供達も・・・。


  いえ、返って、子供達に正直に失敗を認め、謝罪したことで、


  子供達は、それに好感を持ってくれているな・・・と思ったのですね。




  もちろん、紫陽花さんは、保護者にも丁寧に謝罪をされた。


  その姿勢も素晴らしいと思いましたが、


  だからこその、皆さんの対応だったんだな・・・


  と感じたんですね。




  とかく、立派になると、


  その立派さを保ちたいと思ってしまいますが、


  「実るほど頭をたれる稲穂かな」という句を思い出した私でした。


  とても爽やかな気持になれたご報告でした。




  それと・・・もう一つ。


  紫陽花さんからは、こんなメールも頂いたのです。




ここから・・・




  さて、仕事で個人懇談が終わりました。




  懇談会のために、成績と、所見を出すのですが、私は、とにかく、


  子ども達の良いところを見つけることに専念をしました。




  そして、それを具体的に保護者に伝える。


  そしたら、子ども達が次の日、


  「お母さんに褒められた」って嬉しそうに来るのです。




  そしたら、短所なんて見えなくなるぐらい、活躍してくれて、


  これってすごいことじゃん。


  今まで私は、何やってた???


  いや、今までも褒めていたはず、では、今回との違いは??




  やっぱり、毎日の学校生活で、子どもを認め、褒め、


  それを親にも伝え、また、子どもに返り、私(先生)に返る。


  その循環を楽しめて、私に余裕ができたこと。


  これかなって思います。




  そしたら、褒めまくるのが楽しくなっちゃって、


  やんちゃ君の親にも、


  「また、来年も先生で。」とか、


  「先生大好きって言ってます。」とか、


  嬉しい言葉がたくさんあって。




  勉強とか困っている方にもスモールステップの法則とか、


  楽しみながらとか、そういう説明もすんなり出来て、


  そしたら、勉強以外の褒めることがたくさん


  あったことに気がつけたこと。


  そして、私が保護者の話しを聴いたこと。




  しゃべりっぱなしでなく、ちゃんと、傾聴を心がけたこと。


  これも、大きいし、子育てに生かせるって思いました。




  先生なんて偉くない、我が子や、クラスの子どもから


  どれだけ、学ばせてもらっているか、噛みしめてます。


  そして、感謝しています。




  これからも、毎日笑顔で、仕事ができることは、子どものおかげ


  と感謝し、夫婦仲良く、健康を大切にしていくことを


  パピーさんに誓います。




  長男から、


  「ママの子どもで幸せ。」って言われたこと。


  「僕に子どもが生まれたら、こうやって嬉しいことして


  あげよ。」って言われたこと。


  「ママは笑顔で励ましてくれる。」って言われたこと。




  その幸せに感謝していこう。




  また、違った決意ができたら、誓わせてください。


  お読みいただき、ありがとうございました。




ここまで・・・




  うれしいな~(^^)紫陽花さんの「認める」「褒める」が、


  どんどん広がって、子供達の家庭まで、笑顔が広がっている。


  そんな風に感じます。



  あ、ちなみに・・



  > 子ども達の良いところを見つけることに専念をしました。


  > そして、それを具体的に保護者に伝える。


  > そしたら、子ども達が次の日、


  > 「お母さんに褒められた」って嬉しそうに来るのです。




  > そしたら、短所なんて見えなくなるぐらい、活躍してくれて、


  > これってすごいことじゃん。


  > 今まで私は、何やってた???


  > いや、今までも褒めていたはず、では、今回との違いは??




  と書かれていましたが、これは、「人を介して褒める」


  というやり方で、直接、一対一で褒めるよりも、


  人を介して褒めることで、ほめられる機会が2倍、3倍・・・


  と増えていくからなのです♪




  保護者の方は、先生から褒められたら嬉しいです。


  「あんた、先生が褒めてたよ♪」なんて言ってもらえたら、


  お母さんも、先生も、僕の良いところ分かってくれてる♪


  って2倍の喜びになるんですね(^^)




  貴重なご報告、ありがとうございました。




  紫陽花さん、これからも、今の「良い感じ」お続けくださいね♪


  そして、沢山の「学校が楽しい」と言ってくれる子供達を、


  増やして欲しいな~と思います。






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